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神戸市交通局・あの日この日 2008年4月


▲ 市バスの前面に取り付けられた「ノーマイカーデー」を啓発する三角旗

▲ 石屋川営業所のほか、中央・垂水の交通局直轄3営業所で先行して実施

ノーマイカーデーに三角旗

 4月16日、神戸市交通局の直轄3営業所では、所属する市バス車両の前面に、「ノーマイカーデー」を啓発する三角旗の掲揚を始めた。順次、民間事業者へ管理委託している5営業所の所属車両にも、三角旗の取付けを拡大する方針。
 日本では、東京都八王子市が1971年に提唱したのが「ノーマイカーデー」の最初で、以後、各地方自治体などでも、同様の取組が進められている。当初は、自動車の排出ガスによる大気汚染の軽減や、交通集中による渋滞の緩和を、主目的としての運動であった。しかし、1990年代から「地球温暖化」が指摘され始めた。これを完全に阻止できなくとも進行を遅らせる最たる手段として、不必要な自動車の利用は抑制されるべきで、近年は地球環境を守る自発的な行動の啓発のひとつとしても位置付けされている。
 神戸市交通局では、1990年から毎年11月、阪神地域ノーマイカーデー強化月間に合わせて、「阪神地域ノーマイカーデーフリーチケット」を発売(市バス用が大人400円、地下鉄用が大人500円)。現在のように「市バス・地下鉄が共通」で毎月発売・500円となったのは、2000年9月のこと。2004年7月実施の神戸市による利用者アンケート調査では、市バスと地下鉄を廉価で利用できるとあって、特に西区・須磨区の地下鉄沿線の利用者にリピーターを獲得できているという結果が出た。しかし、自動車利用から公共交通機関利用への転換には至っていないという分析も出ており、取組はまだ道半ばである。
 1997年12月には、第3回気候変動枠組条約締約国会議により「(気候変動に関する国際連合枠組条約の)京都議定書」が定められたが、2008年は温室効果ガス排出の実効規制の元年。二酸化炭素・メタン・六フッ化硫黄など、地球温暖化の原因となる温室効果ガスを、日本は1990年を基準として6パーセント削減しなければならない。ところが、工場等の産業部門が抑制しているものの、運輸・業務部門(事業所等)と民生部門(家庭等)による排出が増加。殊に自動車による排出が著しく、全体では1990年から8パーセントもの排出増加を見せており、目標の6パーセントと合わせて、14パーセントを削減しなければならないという、非常に厳しい状況にある。
 2008年5月、先進8ヶ国首脳会議の環境大臣会合が神戸で開催されるのを契機に、ノーマイカーデーの趣旨や、自家用車に対して市バスが持つ環境優位性を、より周知するため、今回市バスの前面に三角旗を掲揚することとなった。三角旗はオレンジ色で、「毎月20日はノーマイカーデー」の啓発文と、神戸市バスのイメージキャラクター「ばっしー君」があしらわれている。

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